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<ヴィサヤ【中部ヴィサヤ地方】について>
<中部ヴィサヤ地方(Central Visayas, Region VII)>
フィリピン中部のヴィサヤ諸島を3つに分けた1つの地方である。
中心都市はセブ市(Cebu City)である。
<ボホール州(Province of Bohol)>
フィリピン中部の中部ヴィサヤ地方(Central Visayas, Region VII)に属している州であり、
ボホール島をその範囲とする。西にボホール海峡を挟んでセブ州、南東にシキホル州、
東に東ヴィサヤ地方のレイテ州、南レイテ州、南はミンダナオ海(ボホール海)を臨む。
面積は4,117.3km2、人口は1,137,268人(2000年)、州都はタグビララン(Tagbilaran)である。
<セブ州(Province of Cebu)>
フィリピン中部の中部ヴィサヤ地方(Central Visayas, Region VII)に属する州であり、
セブ島と周囲の離島をその範囲とする。南東にボホール海峡を挟んでボホール州、
南にシキホル州、西にタノン海峡を挟んでネグロス・オリエンタル州、西ヴィサヤ地方の
ネグロス・オクシデンタル州、東にレイテ州と隣接している。
白い砂浜とエメラルドグリーンの綺麗な海でフィリピンのリゾート地として有名で、
多くの観光客が訪れる。面積は5,088.4km2、人口は3,356,137人(2000年)で国内最大。
州都はセブ市で、マンダウエ(Mandaue)、ラプ・ラプ(Lapu-Lapu)、タリサイ(Talisay)を合わせて、
首都圏であるメトロ・マニラに次ぐメトロポリスを形成している。
この地区をメトロ・セブ(Metro Cebu)と呼ぶ。空の玄関マクタン・セブ国際空港は
ラプ・ラプ市内にある。ほか、ダナオ市、トレド市と合わせて市の数は6つあるほか、47の村がある。
<ネグロス・オリエンタル州(Province of Negros Oriental)>
フィリピン中部ネグロス島の東半分を占める州である。
中部ヴィサヤ地方(Central Visayas, Region VII)に属する。東部にタノン海峡を挟んで
セブ島(セブ州)があり、ネグロス島の西半分は西ヴィサヤ地方の
ネグロス・オクシデンタル州と接している。南には、海を挟んでサンボアンガ半島地方の
サンボアンガ・デル・ノルテ州がある。面積5,402.3km2、人口1,126,061人(2000年)、
州都はドゥマゲテ(Dumaguete)である。
<シキホル州(Province of Siquijor)>
フィリピン中部ヴィサヤ地方(Central Visayas, Region VII)に属する州である。
ネグロス島とセブ島の南にあるシキホル島全体がこの州の領域で、
1971年9月17日にネグロス・オリエンタル州から分離した。面積は343.5km2、
人口は81,598人(2000年)で、共にフィリピン国内で3番目に小さく、少ない。
州都はシキホルであり、珊瑚礁やマングローブに囲まれセブ島からも高速艇ですぐに
着くため、観光が盛んである。シキホルのほかにエンリケ・ヴィラヌエヴァ、ラジ、ラレナ、
マリア、サン・フアンの計6市町がある。ミゲル・ロペス・デ・レガスピの
セブ島征服(1565年)以来のスペイン領で、どの町も古いローマ・カトリック教会が
立っているが、一方で土着宗教とキリスト教の融合した魔術が盛んなことでも有名な州である。
1854年からはボホール島の軍管区にもとにあったが、1892年にネグロス・オリエンタル州の
一部となり、1971年に独立した州となった。
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